複数のPDFファイルを一括印刷する方法
Print Conductorを使えば、各ファイルを開くことなく、複数のPDFファイルをシームレスに印刷できます。複数のPDFファイルや他の種類のファイルを一括印刷することもできます。
Print Conductorは、通常のPDF、PDF/A、PDF/E、PDF/X、PDF/UA、PDF/VT、パスワードロックされたPDF、PDFポートフォリオや添付ファイル付きPDFなど、あらゆる種類をサポートしています。お客様の個別ニーズに基づき、PDF印刷のあらゆるカスタマイズが可能です。
複数のPDFを一括印刷する簡単な手順(各ファイルを開かずに)
1. Print Conductorのメイン画面に1つまたは複数のPDFファイルを追加ドラッグ&ドロップするか、もしくは「文書の追加」または「フォルダの追加」ボタンを押す(Add documents / Add folder)。
2. 使用するプリンタを選択 あなたのパソコンで使用可能なプリンタを選択します。
3. 「印刷開始」(Start Printing) ボタンをクリックし一括印刷を開始 印刷プロセスは文書の数に応じてすぐに完了します。
効率的なPDF印刷のための基本設定
複数のPDFファイルを自動印刷する設定について、さらに詳しく解説します。基本的な印刷設定は、メイン画面の「設定」(Settings)ボタンをクリックすると現れる「共通設定」(Common Settings)タブで変更できます。
以下、PDFの印刷に関連する設定の一部をご紹介します。
- 印刷枚数: 印刷したい部数を設定します。 詳細 →
- 丁合: 印刷された文書を、文書毎またはページ毎に並べます。複数のドキュメントを印刷をする場合、通常は標準設定の「ドキュメント毎に丁合」を使います。ドキュメント毎ではなくページ毎に一括印刷したい場合は「ページ毎」(By pages) に変更します。 詳細 →
- カラー設定: グレースケール(白黒)かカラーを選択できます。標準設定は「プリンター設定に従う」(As in printer)であり、プリンタードライバーの初期設定により決まります。
プリンターが提供するカスタムカラープロファイルを確認するには、Print Conductorのメイン画面にある「プリンターのプロパティ」(Printer Properties)ボタンを使用します。これにより、色の定義に関する現在のプリンター固有の設定が表示されます。
注: 「プリンターのプロパティ」(Printer Properties)とPrint Conductorの設定が異なる場合は、後者が優先されます。 詳細 →
- 印刷の向き: 必要に応じて「縦向き」(Portrait)、「横向き」(Landscape)を選択します。標準設定は「文書設定に従う」(As in document)となっています。 詳細 →
- 印刷範囲: 印刷したいページ範囲を選択します。1つの数字、またはコンマやハイフンで区切った数字を入力します(例: “5”、“3,11,15”、“10-13”)。文書の末尾から数えた ページ番号を入力することも可能です。
- 両面印刷設定: PDFの片面印刷・両面印刷を選択します。標準設定は「プリンター設定に従う」(As in printer)となっています。 詳細 →
紙を節約できるため、両面印刷は多くの企業で使われています。これにより、書籍、ポートフォリオ、書類、様々な冊子を効率よく印刷できます。多くのプリンターが両面印刷をサポートしており、Print Conductorを使用することでほぼ自動印刷が可能です。縦向きと横向きを選択でき、必要に応じて「冊子印刷モード」(Booklet printing mode)も使用できます。
- 給紙トレイ: 標準設定では、自動で「用紙サイズベース」(Page size based))で文書に応じた最適なトレイが選択されます。また、手動で利用可能な給紙トレイを選択することも可能です。詳細 →
- 複数ページを1枚に集約: 「複数ページを1枚に集約」(Multiple pages per sheet mode)を使用し、1枚のシートに複数のページを集約できます。
- サービスページ → 表紙の印刷: 一括印刷の際に、文書(またはコピー)を区切るための表紙を印刷できます。詳細 →
- サービスページ → プリント結果の印刷: 何枚のPDFが正常に印刷されたかを示すサマリーレポートを追加で印刷できます。詳細 →
その他、PDFの印刷時に確認すべき設定
- 印刷サイズ(用紙サイズ、出力サイズ): 用紙サイズがPDFと一致することを確認してください。A4、レター、リーガル等を含む一般的なサイズです。これは 「プリンターのプロパティ」(Printer Properties)で設定できます。

Print Conductorでは、「設定」(Settings) → 「高度な設定」(Advanced) → 「レイアウト」(Page layout) → 「用紙サイズ」(Paper size)にて用紙サイズを変更できます。
- ページの拡大縮小: 印刷するPDFが用紙のサイズ内に収まるよう調整します。「プリンターのプロパティ」(Printer Properties)には、「用紙に合わせる」、「実際のサイズ」、「大きすぎるページを縮小する」等のオプションもあります(オプション名はプリンターのモデルにより異なります)。
Print Conductorの高度な設定では、「スケールモード」(Scale mode)で調整できます。 「縮小」(Shrink) (標準オプション)、「フィット」(Fit)、「オリジナル」(Original)、「フィル」(Fill)、「ズームレベル」(Zoom level)(手動調整用)などがあります。
- 印刷画質: 印刷時のDPI(1インチあたりのドット数)を選択します。DPIが高いほど画質は良くなりますが、インク/トナーの消費量が増える可能性があります。通常の文書は300DPIを、高画質な画像は600DPI以上を推奨します。
Print Conductorでは、印刷画質は「プリンタ設定に従う」(As in printer)に設定されていますが、高度な設定で「印刷の解像度」(Printer resolution)を「高」(High)、「中」(Medium)、「低」(Low)、「下書き」(Draft)に設定できます。
- 添付ファイルの有無による印刷: PDFファイルは、印刷不要な様々な添付ファイルを含むことがよくあります。Print Conductorでは、全て自動で無視(「添付ファイル:無視」(Print attachments: Ignore))、または特定の種類の添付ファイルを自動的に無視することができます。これは、単に無視したいファイルの拡張子(またはファイル名)を「ファイルマスクによる添付ファイルの無視」(Exclude attachments by file mask)に追加するだけで可能となります。
Print ConductorはPDFファイル印刷の一括対応サービス
Print Conductorは、柔軟な印刷オプションを提供しています。ファイルの個別印刷、フォルダから複数ファイルの印刷、そしてファイルリストを読み込んでの一括印刷も可能です。印刷の拡大縮小、向き、カラーまたは白黒、そして画質まで調整が可能です。また、ファイル毎(または、ファイルグループ毎)に印刷設定を行い、特定の印刷設定でファイルリストを保存し、後で使用することも可能です。
優れている点
| V | 高品質の印刷、スムーズでエラーのないプロセス | | V | 1セッション内のファイル数は無制限 | | V | あらゆる種類のPDFファイルを印刷可能: PDF、PDF/A、PDF/E、PDF/X、PDF/UA、PDF/VT、パスワードロックされたPDF、PDFポートフォリオ、添付ファイル付きPDF | | V | RARまたはZIPアーカイブからのPDFファイルも印刷可能(解凍不要) | | V | OutlookメールからPDFファイルをドラッグ&ドロップするだけで印刷可能 | | V | 仮想プリンタへ出力する場合も、PDFに含まれるテキストの検索機能を保持 | | V | 非標準PDF(JCK文字、特殊記号、フォント等を含む)も完璧に処理可能 |
Print Conductorをダウンロード
|